人口統計分析1とは形式人口学の一部門であり、人口現象2に対する人口の大きさと構造の及ぼす影響を統制して、他の変数の影響からそれぞれの人口学的変数の影響の程度を分離する研究である。と同時にそれは、人口変数間の関係と、それがいかに相互作用を行って人口構造を規定するかを研究する。ここで区別すべきは、時間に関して正確に特定されたコウホート116-2参照)を取り扱うコウホート分析4あるいは世代分析4と、いくつかのコウホート間で厳密に一定の時間幅(たとえば暦年)で起こる人口事象に焦点を合わせる横断面分析5あるいは期間分析5である。

Footnotes

4 コウホート分析は、同じ属性を持つ個の集団の縦断的分析longitudinal analysisである。パネル分析panel analysisとは、同じ個人にそれぞれ異なる局面で焦点を合わせ、その行動を追跡する研究方法である。

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