人口動態事象1は、出生、死亡、死産、胎児死亡、婚姻、養子縁組、嫡出化、認知、婚姻の取消、離婚、別居と定義することができる。つまり、民事上の身分2の変更と合わせて、個人が生まれてから死ぬまでのすべての出来事を網羅する。これらの事象の記録は、一般に人口動態記録3または人口登録簿(戸籍簿)3と呼ばれる。人口動態事象は、法律上の理由で、多くの国々において長い間人口動態登録4または公民登録4の対象となってきた。出生登録5婚姻登録7および死亡登録9は、出生届6婚姻届8および死亡届10のような特別の様式を用いる。これらは、最も一般的な登録の書類である。これらの登録簿を保管する責任者は、登録官11と呼ばれる。
[*NoteTerm!!公民登録システム*]civil registration systemは、教会によって保存されている教区登録簿214-1)の名残りである。登録簿はもともと、各事象ごとに1行ないし数行にわたり記録された、綴じ本であった。今日では、個々の記録はしばしば[*NoteTerm!!証明書*]certificatesの形式をとっている。それらは、記録された人口動態事象ごとに別々の書類となっている。

Footnotes

4 登録簿register(名);登録するregister(動)。
登録registration(名)。

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